マルチメディアコンテンツ(電子図鑑)の品質に関する一考察
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概要
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現在,マルチメディアへの関心が大いにたかまり,情報の輸送手段(コンテナー)の開発とともに,情報の内容(コンテンツ)の充実が強く求められている。筆者等は,1987年よりエデュテイメント分野でCD-ROMの電子辞書や電子図鑑タイトルを出荷し好評をえている。その開発の経緯をふまえて,電子図鑑の「開発手法」や「生産性」について報告してきた。本稿では「品質」について述べる。ソフトウェア開発の品質については,各種の品質評価モデルとともに品質指標が提案されているが,利用が不十分である。これは品質指標が実用的でないか実施が困難等の理由による。マルチメディアコンテンツの品質について電子図鑑の開発を例として,(1)利用者の要求する「要求品質項目」(2)開発者が作り込む「品質設計項目」とプロセスへの展開(3)品質評価方法(4)充足度データ収集(5)品質管理方法等について述べる。また評価は実施し易いように,簡素化を指向する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-03-15
著者
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水野 秀紀
株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
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高橋 一夫
株式会社富士通東北システムズ
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高橋 一夫
株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
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小林 幸也
株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
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