正負のスキーマに基づく遺伝的アルゴリズム
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概要
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遺伝的アルゴリズム(GA)は、遺伝的操作を通じて評価値の高いスキーマを増加させるという考え方に基づくアルゴリズムであり、その汎用性のために非常に広範囲の分野で利用されるようになってきている。しかし、GAには、以下のような問題点がある。(1)基本的に遠方探索であり近傍探索モードを持たないため、個体集団がある程度収束した時に擬似的に近傍探索に近い動作を行うことになり収束が遅い(2)最適解を探索する際に初期に多様性が失われ局所解に陥ったり、一度局所解に陥いるとそこから抜け出すことが困難であるこれらの問題に対処するために、本研究では、正負スキーマ型GA(PNGA,Positive and Negative schema based Genetic Algorithms)を提案する。PNGAは以下のような特徴を持つ。(1)評価値の高いスキーマ(正のスキーマ)に基づく近傍探索モードを持つ(2)評価値の低いスキーマ(負のスキーマ)を考慮するため多様性を維持しやすい(3)局所解に陥ったことを検出し、そこから脱出することが可能
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-03-15
著者
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