ペン入力による図形要素の認識と整形
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概要
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ペンは文字や図を直接表現できるので、操作感の少ない透明なユーザ・インタフェースを構成できる、と期待されている。例えば、ワープロで清書するときでも下書きには紙とペンが多用される。これはペンが操作感の少ないことにより、考えながらの作業に適しているためと思われる。筆者はペンを文書作成での図の入力に応用することを検討している。ここで取り上げる図は、オフィス文書・説明資料・技術文献などにおいて、全体的な構成や概要・概念を直感的に説明するために用いる単純なブロック図やフローチャートである。これらは多角形や楕円などにより項目が、線分などにより関係が表現されるが、表記ルールは必ずしも明確ではない。このような図は、作者自身が内容を整理して見通しをよくするために文書全体について考えながら作成することが多いので、ペン入力が適している。今回は、開発中の試作システムについて、多角形や楕円などの図形要素をペン入力により認識・整形する方法を報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-03-15
著者
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