並列計算機による有限要素法を用いた非圧縮性流体解析
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概要
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有限要素法による流体解析は、形状近似および構造解析との整合性がよい等の利点があるが、数値的安定性、解析精度、計算速度などの点において、課題が残されている。一方、最近の計算機の演算性能の向上は著しく、特に超並列計算機を利用することにより計算スピードが飛躍的に高まる可能性が出てきた。本研究では、有限要素法による流体解析の実用化を目的として、(1)プログラムを並列化し超並列計算機上で実行することにより高速化を図るとともに、(2)3次精度風上差分を採用し解析精度を向上させた、プログラムを開発した。本プログラムを用いて、超並列計算機nCUBE2SおよびSPP1000、PVM、Express、P4等のメッセージ・パッシング・ライブラリを用いたワークステーション・クラスタ上で解析を行った結果、並列化手法および高精度化手法の有効性を確認した。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-03-15
著者
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