ユーザインタフェース評価方法の提案
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概要
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ユーザインタフェースの問題の多くは、システム設計者が提供したデザイン・モデルとユーザが予想したユーザ・モデルの不一致から生じるものと考えられている。デザイン・モデルには、システムの操作手順、情報表示の仕方、フィードバックの仕方、機能の種類と構造化の仕方、機能の組合せ方、視覚表示物の種類と表現の仕方、デフォルト値など様々な設計要素があり、これらに対する明確な設計指針が必要とされている。我々は、ユーザフレンドリなシステム構築のためには、(i)ユーザの視点からユーザインタフェースを評価してデザイン・モデルとユーザ・モデルとの違いを詳細に明らかにすること、(ii)それらの結果から上述したデザイン・モデルの各要素に対する設計指針を得ること、が重要だと考えている。今回、対話型の多機能オフィスシステムに対するユーザインタフェース評価方法を新たに考案し実施したところ良好な結果を得たので報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-03-15