X Windowにおける疑似サーバ管理システムの開発
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概要
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ネットワーク上での分散処理を実現するためにサーバ・クライアント方式を採用したX Window Systemが現在広く普及している. このX Window Systemでは機能拡張の手段として疑似サーバ(XPS:X Pseudo-server)を使用することができる. 疑似サーバはXクライアントとXサーバの間に接続され, 見かけ上, Xクライアントの機能を拡張する. これによりXクライアント及びXサーバのいずれも改造することなく機能拡張を行なうことができる. ところがX Window System自体は疑似サーバの出現を全く考慮していないため, Xクライアント・疑似サーバ・Xサーバ間の接続をユーザ自身が管理しなくてはならない. そこで, 疑似サーバがより使い易い環境をユーザに提供することを目的として, この接続関係の管理を自動的に行なう「疑似サーバ管理システム」を開発した. 本稿ではこのシステムの概要を述べる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-03-07