X ウィンドウシステムにおける疑似サーバ管理システム
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概要
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ネットワーク上での分散処理を実現するためにクライアント/サーバモデルを採用したXウィンドウシステムが現在広く普及している. このXウィンドウシステムでは機能拡張の手段として疑似サーバを使用することができる. 疑似サーバはXクライアントとXサーバの間に接続され, 見かけ上, Xクライアントの機能を拡張する・これによりXクライアントおよびXサーバのいずれも改造することなしに機能拡張を行うことができる. ところがXウィンドウシステム自体は疑似サーバの出現を全く考慮していないため, Xクライアント・疑似サーバ・Xサーバ間の接続をユーザ自身が管理しなくてはならない. 例えばユーザは疑似サーバのサーバ番号を意識して疑似サーバを操作しなければならない. そこで, 疑似サーバがより使いやすい環境をユーザに提供することを目的として, この接続関係の管理を自動的に行う「疑似サーバ管理システム」を提案する. 疑似サーバ管理システムは, 疑似サーバに関する各種の操作を自動化する. 本システムによりユーザは疑似サーバのサーバ番号を意識する必要がなくなり, Xウィンドウシステムにおける疑似サーバの利用環境が改善される.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-12-15
著者
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島村 政義
豊田工業大学
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Shimamura Masayoshi
豊田工業大学工学部
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味岡 義明
豊田工業大学工学部
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味岡 義明
富士通株式会社企画本部クライアントサーバシステム企画統括部
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Ajioka Yoshiaki
富士通株式会社企画本部クライアントサーバシステム企画統括部