ソフトウェア意図伝達支援ツールCOMICS(1) : 理論的背景
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概要
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ソフトウェア開発の生産性が低い原因の一つに、ソフトウェアの理論的表現の難しさ、他人のソフトウェアを理解することの難しさ、があげられる。そのためプロジェクトで開発する場合のコミュニケーションについて、仕様書やレビューなどが研究されている。従来の研究は、表記を標準化して個人差やあいまいさを排除することによって、この問題を解決しようとしてきた。しかし我々は、ソフトウェアの内容は完全に標準化しきれるものではなく、あいまいな部分をカバーする方法が他に必要であると考えている。そこで実際のソフトウェア開発プロジェクトを調査してコミュニケーションの問題をとらえなおし、ソフトウェアの意図伝達を支援するモデルを構築した。今回、そのモデルを実現するツールを開発したので報告する。本件では、取材結果から得られた問題の提起と、それを支援するための理論モデルについて発表する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12
著者
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