組版機能を備えたHypermediaシステム : 図形とイメージ
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概要
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従来より、マルチメディア及びオフィスワークステーションというキーワードを基にした、様々な研究が成されてきている。それらの研究成果は、最近、急成長しているデスクトップパブリッシング(DTP)という形となって、一般のユーザの手元に届けられようとしている。つまり、DTPシステムを通して、オフィスワークステーション上で文字や図形、イメージ、グラフなどのメディアが文書作成のツールとして、扱えるようになってきたのである。ところが、DTPシステムの多くは紙の上に奇麗に出力することに重きが置かれ、図形及びイメージ、グラフはちょっと便利な道具でしかない。これではコンピュータの持つ長所を十分活用しているとはいいがたい。また、音声や動画などの新しいメディアを従来のメディアと同じように扱える環境になっていない。そこで、筆者らのグループではこれらのマルチメディアをコンピュータ上で有効に用いることのできるハイパーテキストの考え方に着目したHypermediaシステムを開発している。本稿では、本システムのなかで、図形とイメージのカードについて説明をおこなう。ここでカードとは、取り扱う情報の基本単位であり、作成・蓄積・管理の対象となるものである。
- 1988-09-12
著者
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小野 修一郎
シャープ(株)技術本部マルチメディア推進本部
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小野 修一郎
シャープ(株)技術本部コンピュータシステム研究所
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吉田 茂
シャープ(株)技術本部コンピュータシステム研究所
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西本 冨士子
シャープ(株)技術本部
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