論理一致検証方式の一手法
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概要
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近年、論理装置の大規模化に伴う論理設計工数の増大に対処するため、機能論理とゲート論理の階層化設計手法が取り入れられている。機能論理で記述された論理は、論理自動生成システムによりゲート論理に変換される。機能論理で記述された論理は、機能論理ファイルに格納されており、主に論理検証に利用される。一方、ゲート論理で記述された論理は、ゲート論理ファイルに格納されており、主にディレイ検証、診断設計、実装設計に利用される。そのため、これら2つのファイルは非同期に更新される可能性があり、これら2つのファイルの論理的等価性を保証することが必要である。本論文では、ゲート論理での診断システムと機能論理での機能レベルシミュレータを用いて2つのファイルが等価であることを検証する論理一致検証方式について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12