アイコンプログラムの作成・実行環境の開発

概要

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計算機の普及に伴って、非専門家にも使いやすい計算機システムの重要性が高まってきている。このようなシステムを構築するにあたっては、ユーザインタフェースに視覚情報を用いる方法が有効であると考えられる。この一つのアプローチとして、アイコンと呼ばれる絵シンボルを用いるものがある。アイコンはまた、それに結びつけられた機能やデータを表しており、アイコンを画面上で指示することによって、該当する機能やデータをアクセスすることができる。従来のコマンド方式に基づくユーザインタフェースと比べて、ユーザとの親和性に優れていると言える。アイコンの応用は単にコマンドの視覚化にとどまらず、プログラミング環境においても有効に機能しうる。Pictなどにその具体例を見ることができる。そこでは、2次元ディスプレイ上でのアイコンの選択・配置ならびにアイコン間の接続関係の規定を行なうことがプログラミングである。このようなプログラミング環境を実現するにあたっては、アイコンの管理、操作、解釈を行なう機能が必要となる。本研究では、アイコンを管理、操作、解釈し、アイコンプログラムの作成・実行を支援する環境を開発した。
一般社団法人情報処理学会の論文
1986-10-01

アイコンプログラムの作成・実行環境の開発

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