FORTRAN最適化の強化 : ユーザ定義配列によるベクトル作業領域削減方式
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概要
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ベクトル演算の中間結果を主記憶に置く方式のベクトルプロセッサ(例えばHITAC M280H,M680HIAP)においては、ソースプログラムが必要としていた主記憶以上に、大量の中間データが必要となる問題が発生する。このような問題を解決する方法として、ユーザがDOループ内で定義している配列を中間的に破壊してもよいことを、配列データフロー情報を利用して判定することにより、ベクトル作業領域を削減することができる。本文論ではその適用条件と処理方式について述べる。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
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