FORTRAN開発支援ツールの開発 : C0MM0N変数の定義、参照の静的検出方式
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概要
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近年、FORTRANで記述されたプログラムの規模が大きくなってきており、その実行時間に多大な時間を要するものが多い。また、従来のプログラム開発作業では、いくつかのモジュールに分割してプログラムを開発するため、プログラム実行環境下でなければモジュール間にまたがるC0MMON変数の型、長さの整合性の情報、あるいは定義位置、使用位置の情報等は得られなかった。そこでプログラムのコンパイル時に複数モジュールにまたがるC0MMON変数の型、長さ、及び定義、参照位置等の情報を抽出することにより、より効率的なデバッグ、あるいは保守情報を提供することができるように改善した。本論文では、モジュール間にまたがるC0MM0N変数の定義動参照位置情報を出力するための処理方式と、その出力の詳細情報について述べる。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1990-09-04
著者
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斎藤 裕峰
日立東北ソフトウェア
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川口 荘太郎
日立東北ソフトウェア
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小野 広
日立東北ソフトウェア
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殻田 克子
日立東北ソフトウェア
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磧谷 利夫
日立製作所ソフトウェア工場
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磧谷 利夫
(株)日立製作所ソフトウエア工場
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