ワークステーションの構造と評価について
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概要
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3次元グラフィックス、グラフィカルLISPなどの研究を行うためのツールとなるワークステーション・龍安寺システムの開発を行ってきた。本報告では、このシステムのハード・ウェアとソフトウェアの構成と、その設計思想について述べる。本システムでは、言語はETALispのサブ・セットであるLATERAL、エディタはEZでユーザのソフトウェア開発を行う。マルチウィンドウは、BitBltの考えに基づくオーバーラップ処理を採用した。それぞれのウィンドウでは、シェルが走っており、複数のプロセスが一つのウィンドウを共有することができる。また、それをサポートするためのカーネルを設計した。本システムでは、ハードウェア、ソフトウェアすべてが開放されたものであるので、システム全体の有機的な結合を考慮に入れたワークステーションの設計が可能になる。また、将来の拡張に対しても融通性を持たせることが可能になる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
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谷口 健一
立命館大学 理工学部
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白川 洋充
立命館大学理工学部情報工学科
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白川 洋充
立命館大学
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丹波 覚
立命館大学 理工学部
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上坂 靖
立命館大学 理工学部
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丹波 覚
ダイキン工業(株)電子機器事業部技術部
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