GKSと階層化メニュー
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概要
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人間にとって使いやすい計算機環境を提供するために、様々な「人間-機械インターフェイス」が提案されまた実現されている。一方近年のワークステーションの増加にともない、個々の「人間-機械インターフェイス」は入出力装置に対しそれぞれ固有のプログラム・インターフェイスを持って実現されているのが現状である。図形画像表示を行なうコンピュータグラフィックスの分野では、人を含めた資源の利用と可搬性に支障が生じたため早くからこのプログラム・インターフェイスの標準化が考えられており、そのひとつにISO規格によるGraphical Kernel System(GKS)と呼ばれるものがある。このGKSは表示のみならず入出力全般におよぶ規格となっているが、元来ホスト-ワークステーションといった構成を基に考えられたため、現在要求されている環境をGKSを用いて実現するには困難がある。本稿ではその問題点を検討するとともに新たな仕様を提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
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小野 眞
日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所
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清水 和哉
日本アイ・ビー・エム(株)東京基礎研究所
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清水 和哉
日本アイ・ビー・エム株式会社、サイエンス・インスティチュート
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清水 和哉
日本アイ・ビー・エム
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