Nomadic Multimedia Environmentの提案
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概要
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人間の活動において情報の取得・共有は重要な行為である。情報の取得は生活の糧のためばかりでなく、知的好奇心を満たす行為でもある。情報の共有は、ビジネスにおいては組織の能力を向上し、プライベートにおいては人間関係を親密にする。また、展示会で収集した情報を職場で報告する、あるいは友達に展示会の内容を紹介する、など多くの場合情報の取得と共有は関連性が高い。通常、2つの行為の間には時間的なずれが生じるため、人間は取得した情報を頭に記憶する必要がある。正確性が必要とされる場合には、紙メディアなどに記録させる必要があるが、情報の取得と記録を同時に行うことは非常に困難なことである。本稿は、任意の場所での情報の取得・共有を実現するNomadic Multimedia Environmentのコンセプトを紹介し、目の前の対象に関する情報の取得を支援するシステムと対面する人々との間での情報の共有を支援するシステムについて述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-03-06
著者
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