高速読取り対応2次元コード[QRコード]の開発
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概要
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現在,印刷媒体による情報システムへの,正確,迅速,安価な入力手段として,バーコードが広く利用されている.このバーコードの特徴を活かしながら,さらなる高密度化・大容量化のニーズに応えるために,縦横2方向に情報を保持する2次元コードがいくつか開発されている.2次元コードは,複数のバーコードを縦に積み重ねた形のスタックド・バーコードと,データの単位領域である白黒のセルがマトリクス状に配置されるマトリクスコードに大別される.前者は,読取り原理が従来のバーコードと同様であるため,読取り装置(コードリーダ)をバーコードと兼用にしやすい利点があるが,バーコード同様に高い印刷精度を必要とするため,一般に高密度化には適さない.後者は,セルの中心付近の画素値を読み取るため,セル境界線に印刷精度を要求されず高密度化に適しているが,コードシンボルの位置検出に時間がかかり,これまで高速読取りが期待できなかった.ここでは,高速読取りに適したレイアウト及び誤り訂正符号を導入することにより,2次元CCDカメラによる移動読取りを可能としたマトリクスコードについて報告する.
- 1996-03-06
著者
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