WWW環境における遅延要因の分析
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概要
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HTML(HyperText Markup Language)の機能拡張やImageMap技術によって、画像を多用したページのデザインが可能になった。この結果WWW(World-Wide Web)はさまざまな分野で広く使われるようになった。その一方で、転送するデータ容量が増えるために輻輳が発生する可能性も高くなっている。従って、WWW環境での輻輳回避技術を確立することが必要である。このために、本稿ではWWW環境での輻輳の要因を分析する。特に、輻輳が発生するとAck送信数が増加する現象に注目する。Ack送信数が増えると輻輳をさらに深刻にするためである。送信数を増加させる要因はセグメントの再転送とTCPの遅延Ack機能である。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-03-06
著者
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