高分解能IKONOS画像による単木判読可能性の比較
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概要
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日林誌84:221〜230,2002 商業衛星IKONOSが1999年9月に打ち上げられ,運用が開始された。IKONOSのパンクロマチック・バンドの分解能は約1mであり,民間利用衛星では最高の分解能力である。本研究の目的は,IKONOS画像が森林現況と単木の判読にどこまで活用できるか,他の衛星画像との比較を行った上で,その判読可能性を明らかにすることである。画像判読と現地検証の結果,以下のことが明らかになった。(1)他の衛星とのPAN画像比較では,IKONOS/PAN画像が最も森林現況の把握に適しており,空中写真の判読精度に近づいた。(2)スペクトル特性では,可視域から近赤外域まで観測波長帯が広いため,色調の違いが明瞭であった。(3)4種類のIKONOS画像の単木判読において,1m分解能のPAN画像とフォルスカラー画像は樹冠直径が3m以上の孤立木,人工林では6m以上,天然林では8m以上の単木判読が可能であった。(4)Multi 3, Multi4, PANで合成したフォルスカラー画像が針広や裸地との色の違いが明瞭なことから単木判読に向いていた。(5)初心者と熟練者の判読精度の違いは,熟練性をあまり要しないことから小さかった。
- 日本森林学会の論文
- 2002-11-16
著者
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