ランドサットTMデータによるトドマツ人工林の樹冠疎密度の推定
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概要
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研究の目的はランドサットTMデータを使って,トドマツ人工林の樹冠疎密度を推定し,評価画像を作成することである。本研究には以下の手法が含まれる。(1)幾何補正,(2)ラジオメトリック及び大気補正,(3)隣接画素の削除とフィルタリングによるノイズ除去,(4)最適な解析手法と評価画像の作成。地上参照データは空中写真のデジタル解析から求め,衛星画像の座標系と対応するようにUTM座標に変換した。調査地の3時期のTMシーンはテープから切り出され画像化された。空中写真のデジタル解析から導かれたトドマツの樹冠疎密度とTMバンドの反射輝度値,植生指数の関係を調べ最適な手法を検討した。その結果,改良した手法からr^2≧0.75の高い相関関係を得,モデル化した。それぞれのシーンについて最適な回帰式を使い,樹冠疎密度の区分画像を作成した。本研究の結果は,針葉樹人工林の資源の管理や計画に衛星データが有効であることを示した。
- 森林計画学会の論文
- 1994-10-00
著者
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