広葉樹の葉のN, P, K濃度の樹種間差と生育立地との関係
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概要
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35種の落葉, 5種の常緑広葉樹の葉のN, P, K濃度を調べ, 結果を立地と比較した。N濃度とP濃度の間の関係はほぼ一定で, 樹種による差はあまりない。ところがKとNあるいはP濃度との関係は樹種によって著しく異なる。NとPの濃度は立地によって異なる。NとPが高濃度の樹種は斜面の中部と下部に多い。一方, NとPが低濃度の樹種は尾根だけでなく斜面の中部や下部にも分布する。N, P低濃度樹種の場合, 尾根に生育する樹種はN/K比が小さく, K/P比が大きいという結果が得られた。
- 一般社団法人日本森林学会の論文
- 1977-08-25
著者
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