枝の節間の無菌培養(I) : ポプラの芽の伸長とカルス形成に及ぼす糖の影響
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概要
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ポプラI-455の枝の節間を25℃, 400luxで1カ月間試験管培養して芽の伸長・カルス形成と糖の種類・濃度との関係を調べた。A.芽の伸長量1.最大の伸長はsucrose 0.5%, glucose0.25%で得られ, それ以上の濃度では伸長は低下した(表-2〜3,図-2)。2.伸長に関する最適濃度は約0.3 atm とみなされる(図-2)。3.最適濃度での伸長量はsucrose, glucose, fructoseの間に殆んど差がない(表-6)。4.培養液中の無機塩濃度は糖の最適濃度に影響しない(表-7)。B.カルス形成糖を含まない培地では節間の先端切口にカルスが発達し, 基部ではあまりみられない。糖液中では先端部のカルス形成が抑制され, 基部では促進された(表-2〜5)。
- 一般社団法人日本森林学会の論文
- 1973-05-25
著者
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