材の大きさと搬出コストの関係(II) : 伐木造材コストの場合
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概要
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立木を伐倒造材する場合, 梢端近くからの丸太の採材ほど手間がかかり, しかも得られる材績は少ない。当然この部分の採材コストはひじょうに高くつくはずである。本論文は中径のスギおよびヒノキの伐木造材作業を8ミリ撮影機を使用して分析し, 丸太ごとの採材時間をとらえ(表2〜4)これを基礎に採材コストを計算したものである(表-5,6および図-5)。梢端小丸太(約0.01m^3)の採材コストは, 0.07〜0.08m^3丸太のそれの10倍にも達している。地利および作業条件の悪いとき, 伐採木の大なるとき, また作業能率をより重視するとき等には採材基準をさらに引下げねばならぬことがわかる。
- 1963-08-25
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