集材架線のスパン長と作業コストの関係について
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概要
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筆者の調査によれば集材作業の直接コストはスパyの長短にかかわらず300円/m^3という一定の値となった。この原因は、1)スパンの増大により副作業費は増加するが、同時に集材量もふえるからm^3あたり副作業費はほぼ一定となること2)主作業においても荷つけ、荷おろし等のスパンに関係のない仕事が多く、コストの変化は少ないこと、またスパンが長くなって運搬回数が減ずるようなことがあっても積荷材積の増加で能率低下をかなりカバーしうることの二つに要約される。つまりスパン長とコストの間に関係は確かに存在するが、それらの間に集材量という因子が介在するためそれが相殺される形となって、結果的には表面にでてこないことがわかった。
- 一般社団法人日本森林学会の論文
- 1965-11-25
著者
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