収穫予定のための0-1線型計画の解法(II) : 適用方法と処理能力
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概要
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収穫予定のために専用的で, 能率がよい0-1線型計画の解法のアルゴリズムを第1報で報告した。本報告ではその考え方をプログラミングし, 適用方法と処理能力を明らかにした。プログラムは, (1)各小班の各分期の伐採を0-1型変数で定義し, (2)各分期の伐採材積および伐採面積の上限・下限の制約のもとで, (3)計画期間中の総伐採材積を目的関数として, (4)その最大値を加速された列挙法により解くものである。適用にあたり, 問題のサイズを縮小するために不要な変数を除き, 計算を加速するために小班を面積の大小の順に並べかえる事前準備が必要である。事例の試算により計算時間を調べた結果, 問題のサイズが大きくなるにつれて, 計算時間は増加する傾向が認められたが, (1)与えられる制約条件の内容である伐採材積や伐採面積の許容範囲が広い場合は, その増加傾向は緩やかである, (2)それに対し, 許容範囲が狭くなるにしたがって, その増加傾向は著しくなることがわかり, このプログラムの処理能力の概略を推定することができた。これをある事業区の製品生産団地の収穫予定に適用した結果, 保続計画を得ることができた。
- 一般社団法人日本森林学会の論文
- 1981-11-25
著者
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