晴天の日におけるヒノキの蒸散の季節変化
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概要
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切枝法を用い, ヒノキの蒸散の季節変化を, 晴天の日について調べた。蒸散の季節変化は, 気温の季節変化と同じような変化を示し, 冬期には一日の日射量よりも低温が蒸散を限定することがわかった。冬期にはいる時期は, とくに気温の影響が著しく, 初霜の日には蒸散が著しく低下するが, その後の, 比較的暖かい日が続くと一時回復し, やがて夜間の気温が0℃以下になる日が続くと, 冬期の蒸散休止期になることがわかった。
- 日本森林学会の論文
- 1970-09-25
著者
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