資本の所有形態と最適輪伐期 : 将来期待される収益の現在価値に基づく考察
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概要
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最初に, 将来期待される収益の現在価値について考察し, 内部収益率に基づく評価の不完全さや割引率(林業利率)に対する考え方, 自己資本と他人資本とを区別する必要性および正味現在価値との関係などについて論じ心た。次に, 単位面積当たりの現在価値を最大にするような輪伐期が合理的であるという立場から, 資本の所有形態別に最適な輪伐期について考察した。従来唱えられていた土地純収益説や森林純収益説も含めて, 各種の最適な輪伐期を統一的に説明することができた。本小論は, 自分が所有する林地に自己資本で植林する場合の最適輪伐期を求める式を提示している。
- 日本森林学会の論文
- 1991-03-01
著者
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