コジイぼう芽林内の光環境とそこに植栽したアラカシ, イチイガシ, コジイ稚樹の成長変化 : 耐陰性からみた遷移系列への位置づけ
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概要
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Growth changes of three young evergreen tree species (Quercus glauca THUNB., Quercus gilva BL., and Castanopsis cuspidata SCHOTTKY) planted in a C. cuspidata coppice forest have been studied for three years. Relative insolation of the understory was l.9% (May〜December). None of the species grew notably in height, but Q. glauca and Q. gilva increased in trunk diameters. There was a large change in the tree form of C. cuspidata after planting, in fact, three years after planting, 96% of them were either dead or showed some degree of die-back. This mortality was greater than that of the other two species. The measured changes in tree form of each species were compared statistically to these of the other species using TURKEY'S method. At the 5% level, the only significant difference was between C. cuspidata and Q. gilva. In short, compared with C. cuspidata, Q. gilva has greater shade tolerance. Furthermore these species were distributed in the same area of natural forests. It would seem that the position in the sere of Q. gilva relative to C. cuspidata is of a more mature forest tree, and that of Q. glauca is intermediate between the other two species.
- 日本森林学会の論文
- 1990-09-01
著者
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