マツヅアカシンムシの生命表作製の試み
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概要
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東京大学愛知演習林内に点在する若いクロマツ造林地において、1961〜1964年の間に、マツヅアカシソムシの生息数を各発育段階ごとに調べた。卵および若齢幼虫は前年度の枝について、また老齢幼虫期以後は単木についてサンプリングをおこない、害虫の生息密度は最終的にはクロマツ1本あたりの個体数で表現した。これらの調査方法をくわしく記述し、生命表を作製する経過を説明した。1例として、1963年度の調査結果から、害虫の生息密度がほぼ同じと考えられる3地点を平均した値で、マツヅアカシンムシの第1世代と第2世代の生命表を記さいした。
- 日本森林学会の論文
- 1965-11-25
著者
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