図書館コンソーシアムと学術情報コミュニケーション(<特集>図書館コンソーシアムの動向)
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概要
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学術雑誌の出版量の増加と価格の高騰により,学術情報コミュニケーションは危機的状況にあるが,その中でも電子ジャーナルの導入は戦略的な意義がある。電子ジャーナルという情報商品が持つ特質から,価格設定はライセンス契約における出版者との交渉という形で行われる。そこで図書館は,交渉力強化や知識・経験の共有のためコンソーシアムを形成する。コンソーシアムも組織としての管理体制と経営評価が必要であり,単なるbuying clubとしてのグループではなく,学術情報コミュニケーションにおいてデジタル情報の生産・配信連鎖のポジティブサイクルを構築する中核組織になるべきである。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 2002-05-01
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