電子メールが変える社会 (<特集>電子メール)
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概要
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本稿では, まず, ホームページと電子メールそれぞれのメディア特性を比較し, 簡便で迅速で双方向的な情報伝達が可能であるという電子メールのすぐれた特徴を明らかにする. 次に, 阪神・淡路大震災と日本海重油災害におけるメーリングリストの活用事例を参照しながら, 複数のユーザー間で迅速な情報のやり取りを可能にするノーリングリストの活用が, 所属組織や居住地域の境界を超えた人々のコミュニケーションとネットワークづくりを可能にし, また, それを通じて形成される新たな思考・行動様式を身に付けた人々の共同行動が, 組織や地域, さらに社会全体を変える可能性をもつことを考察する.
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 1997-06-01
著者
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