気管支喘息として治療されていた気管内炎症性ポリープの 1 例
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概要
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症例は66歳, 女性。数年来, 肝硬変で通院しており, 気管支喘息様症状をしばしば訴えていた。食道静脈瘤硬化療法のために入院中, 胸部CT写真で気管内腫瘤を指摘された。気管支鏡検査では気管右前壁から発生した内腔を約2/3以上占める腫瘤を認め, 生検にて炎症性ポリープと診断された。肝硬変による出血傾向を考慮し, Nd : YAGレーザー照射を行い, 治癒した。気管内腔を大きく占める炎症性ポリープの症例は少ないので, 文献的考察を加え, 報告する。
- 日本呼吸器内視鏡学会の論文
- 1995-11-25
著者
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高橋 豊
倉敷中央病院呼吸器外科
-
玉田 二郎
倉敷中央病院呼吸器外科
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高橋 豊
倉敷中央病院呼吸器外科:(現)神戸市立中央市民病院胸部外科
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石川 真也
倉敷中央病院呼吸器外科
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池上 直行
倉敷中央病院呼吸器外科
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松村 栄久
倉敷中央病院内科
-
藤永 卓司
倉敷中央病院呼吸器外科
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池上 直行
倉敷中央病院
-
松村 栄久
倉敷中央病院呼吸器内科:(現)天理よろづ相談所病院
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