気管支内病変の急速な形成を見た肺癌肉腫の1例
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概要
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症例は61歳, 男性。胸部X線上, 腫瘤影を認め入院となった。入院時気管支鏡所見では, 右B^2亜区域枝まで異常を認めず, 初回生検では診断を得られなかった。18日後の再検時には, 右B^2から突出する径6mm大のポリポイド病変が出現していた。極めて急速な増大を示し, 50日後には, 腫瘍は右主幹内を進展し気管分岐部より2リングにまで到達した。内視鏡的に推測したdoubling timeは3.2日であった。腫瘍は癌肉腫で, 病期はpT2NOMOであった。本例は高度の肺気腫による全身状態不良と本人が当初切除を納得しなかったことから癌肉腫の極めて急速な自然経過を観察しえた症例であった。
- 日本呼吸器内視鏡学会の論文
- 2001-07-25
著者
-
尾関 雄一
防衛医科大学校外科2・呼吸器外科
-
元吉 和夫
防衛医科大学校 内科3・内分泌代謝内科
-
小原 聖勇
防衛医大
-
小原 聖勇
防衛医科大学校外科学第2講座
-
尾關 雄一
防衛医科大学校外科学第2講座
-
相田 真介
防衛医科大学校検査部病理
-
小林 英夫
防衛医科大学校呼吸器内科
-
叶 宗一郎
防衛医科大学校呼吸器内科
-
相田 真介
防衛医科大学校 泌尿器科
-
新海 正晴
防衛医科大学校呼吸器内科
-
小原 一葉
防衛医科大学校検査部
-
車川 寿一
防衛医科大学校第3内科
-
尾関 雄一
防衛医科大学校 呼吸器外科
-
猛尾 弘照
防衛医科大学校病理
-
斉藤 渉
防衛医科大学校第3内科
-
猛尾 弘照
自衛隊中央病院病理課
-
小原 一葉
防衛医科大学校病院検査部
-
新海 正晴
防衛医科大学校感染症・呼吸器内科
-
元吉 和夫
防衛医科大学校
-
相田 真介
防衛医科大学校病院検査
-
相田 真介
防衛医科大学校病院中央検査部
-
車川 寿一
防衛医科大学第3内科
-
小林 英夫
防衛医科大学校内科学2
-
叶 宗一郎
防衛医科大学校内科学2
-
小林 英夫
防衛医科大学校
-
新海 正晴
防衛医科大学校内科学講座2(感染症・呼吸器)
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