多様性制御指向遺伝的アルゴリズム(DCGA) : 関数の最適化における性能
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
遺伝的アルゴリズムの探索過程において、解が局所的最適解に落ち込まないで真の最適解に到達するためには、集団の遺伝子型の適切な多様性を維持する必要がある。このような目標を達成するため、DCGA(Diversity-Control-oriented Genetic Algorithm)と呼ぶ新しい遺伝的アルゴリズムを提案した。 DCGAでは、次世代の個体は、親と生成した子供を合わせた集団から、最良の適応度の個体と候補の個体間のハミング距離に基づいた選択確率を用いて選択される。既報では、採用している方法の有効性を示す実験結果について報告した。本報告では、DCGAの関数最適化における性能を、ベンチマーク問題についての実験により検討している。行った実験の範囲では、DCGAは優れた性能を示し、既往の研究で提案されている有力な手法と比肩しうるものと考えられる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1999-09-02
著者
関連論文
- 不動点探索形構造受精変換多段階認識の、確率過程論的取り扱い
- GECCO-2001, 遺伝的・進化的計算に関する国際会議
- 一般化重複直交変換の設計のための多目的最適化手法(映像メディア処理及び一般)
- 遺伝的・進化的計算による画像処理の最適化 : いかにしてもっと良い性能を実現するか
- 多様性制御指向遺伝的アルゴリズム(DCGA) : 関数の最適化における性能
- DCGA : 多様性制御指向遺伝的アルゴリズム
- DCGA:多様性制御指向遺伝的アルゴリズム