ospA組換えプラスミドとEschericiha coli Bのカタボライト抑制解除変異株を組合わせることによるアスパルターゼ生産菌株の育種
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概要
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形質導入法と組換えDNA法の組合わせによるアスパルターゼ高生産菌株の育種について検討した. E. coli K-12のアルパルターゼ遺伝子 (aspA) とプラスミド分配遺伝子 (par) の両方をもつ組換えプラスミドpNK101 (pBR 322-aspA-par) を, 形質導入によって育種したカタボライト抑制解除変異株E. coli B AT 202に導入した. その結果, この形質転換株は野生型株の80倍, また, pNK 101保持野生型株の3倍のアスパルターゼを生産し, 30世代培養後も酵素生産能およびプラスミドは安定に保持された. 本菌株のアスパルターゼタンパク量は菌体全タンパク量の40-45%に達した.
- 社団法人日本生物工学会の論文
- 1989-03-25
著者
-
小松原 三郎
田辺製薬(株) 応用生化学研究所
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小松原 三郎
田辺製薬, 化成研
-
西村 紀之
田辺製薬, 応用生化学研究所
-
谷口 友康
田辺製薬, 応用生化学研究所
-
西村 紀之
田辺製薬・分析化研
-
谷口 友康
田辺製薬 応用生化学研究所
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