2000-ARC-139-5 データ依存解析のための二次不定方程式の分解
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概要
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自動並列化コンパイラ技術において, 逐次原始プログラムから並列性を抽出するために多くのデータ依存解析手法が提案されてきた.ほとんどの手法は解析対象をΣ^n_i=1a_ix_i+c(x:整数変数, c:整数定数)であらわされる線形な添え字式に限定しているが, 実際のプログラムコードには, 非線形な添え字式が頻繁にあらわれる.本稿では, ベンチマークセット:Eispack, Linpack, Lapackの調査結果をもとに, 非線形な添え字式のひとつである二次不定方程式を, 特定の条件を満たす場合に一次不定方程式に分解する手法について述べる.一次式に分解してデータ依存解析を行うことで, 効率的でより精度の高い解析結果が得られる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2000-08-03
著者
-
神戸 和子
奈良女子大学理学部情報科学科
-
加古 富志雄
奈良女子大学理学部
-
神戸 和子
奈良女子大学大学院人間文化研究科
-
神戸 和子
奈良女子大学人間文化研究科
-
加古 富士雄
奈良女子大学理学部
-
加古 富志雄
奈良女子大学人間文化研究科 複合現象科学専攻
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