多相性と動的ロードを考慮したJavaリフレクションの部分評価
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概要
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Javaのリフレクションは直列化,JavaBeansでのコンポーネントの動的結合,Walkaboutなどで使われている.しかし,リフレクションを用いたメソッド呼び出しやフィールド参照はベースレベルのそれと比べてかなり遅い.これまでにいくつかの静的解析とコード変換によるリフレクションの最適化の研究が提案されてきたが,それらの適用範囲は制限されており,多相呼び出しや動的ロードがある場合にはほとんど効果が期待できない.多相呼び出しと動的ロードは柔軟なJavaプログラムでは多用されているので問題となる.本発表では,部分評価を用いてJavaのリフレクションを最適化する技法を提案する.多相性に対しては多相的な引数を単相化する特化技法を,動的ロードのために拡張オブジェクトを用いた技法を提案する.Walkaboutを用いた実験を行い,飛躍的な実行時間の改善を達成することができた.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2003-02-15
著者
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柴山 悦哉
東京工業大学大学院情報処理工学研究科数理・計算科学専攻
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柴山 悦哉
東京工業大学大学院情報理工学研究科
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柴山 悦哉
東京工業大学数理・計算科学専攻
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山崎 進
東京工業大学数理・計算科学専攻
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