RAID内蔵型NAS向けメモリ断片化防止機能の開発(高信頼)
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概要
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RAID内蔵型NASのメモリ断片化を防止し, 信頼性を向上させるメモリ断片化防止機能を開発した.RAID内蔵型NASは, RAIDシステムに内蔵するNASブレードにシステム内部のネットワーク経由でディスク装置のボリュームを割り当てることにより構成される.そして, 2枚のNASブレードでNASクラスタを構成し, NASブレード間のフェールオーバ機能を備えることにより高可用・高信頼なシステムを実現している.しかし, 長期運用によりNASブレードのメモリが断片化し, フェールオーバ発生時にファイルシステム引継ぎのためのマウント処理がメモリオブジェクトを確保できず, NASのサービスが停止する可能性があった.この問題を解決するため, メモリ断片化の要因となるメモリオブジェクトを一カ所に集約し大きな連続領域を確保するメモリ分割確保方式を開発した.本方式の有効性を検証するため, NASブレードのオペレーティングシステムに本方式を実装し評価した.評価の結果, 本方式がメモリ断片化によるNASサービスの停止を防止することを確認した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2005-08-15
著者
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