細線化アルゴリズムの高速化に関する考察
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概要
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本論文では,2値画像の基本処理手法の一つである細線化について,アルゴリズムの収束性に関する性質を明らかにし,その性質を用いた高速化法を提案する.まず,電子技術総合研究所で作成された画像処理サブルーチンパッケージSPIDERに収録されている反復型細線化アルゴリズムについて,細線化画像において図形部分として残る画素を細線化処理の途中で検出できることを示す.これらの画素を収束点と呼ぶ.収束点を検出して処理対象からはずすことにより,細線化アルゴリズムを高速化できる.次に,各反復において収束点と背景画素のみからなる長方形小領域(部分画像と呼ぶ)を処理対象から外すことにより,さらに高速化が可能であることを示す.また,部分画像単位の収束判定が少数個の処理装置による並列処理に適することを示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-10-15
著者
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