3つのコンピュータをもつ情報処理システムの信頼度解析
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概要
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オンライン・システムでは,システムが動作を開始すると,使用者は,その業務を全面的にシステムに依存し,コンピュータ・システムの存在なしには,本来の業務を正しく処理できなくなる.このような状況下において,「コンピュータ・システムがサービスを中断しないこと」への用求は,きわめて重要である.オンライン・システムにおいて,障害発生時に行わなければならない最も大切なことは,可能な限り早急かつ確実にシステムを復旧させることであり,そのためには,動作可能なオンライン・システムの再構成が必要である.ここでは,3つのコンピュータをもつ情報処理システムの信頼性を考察する.すなわち,オンライン業務,定常業務,汎用バックログ業務を処理する,3つのコンピュータで構成される情報処理システムにおいて,オンライン・サービスを最重要業務として,可能な限り継続できるような動的なシステム構成を考え,同時に,ルーチン・ワークとしての定常業務処理サービスも,できるだけ行いうるようなモデルを設定する.このようなモデルに対して,マルコフ再生過程の手法を応用して,システムの定常アベイラビリテイや,システム故障までの平均時間を求め,数値例を示して種々の議論を行う.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1987-05-15
著者
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