保護装置の最適点検方策
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概要
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機械には、しばしば外部や内部から、異常な負荷(ショック)がかかることがある。従って、機械本体をショックから守るため、殆んどの場合に保護装置が設置されている。この論文では、ショックは時間にランダムに発生し、確率1一pで保護装置によって防止される。逆に、保護装置は確率pで故障し、その時、機械本体も故障する。保護装置はショック以外にも確率分布F(t)に従って自分自身故障し、この状態でショックが発生すると、機械本体は故障する。これを防止するため、定期間隔で保護装置が正常であるかどうかを点検する。保護装置や機械本体の修理費用と点検費用を導入して、単位時問当たりの期待費用を求める。とくに、保護装置の故障時間が指数分布に従う場合に、点検間隔が期待費用を最小にする最適点検方策について議論する。最後に、ショック発生の平均時間と保護装置の平均故障時間が変化したときの、最適点検時間と点検による効果を図で与える。
- 社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会の論文
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