マルチプロセッサシステムにおける並列データ伝送問題の研究への一寄与

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概要

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数十〜数百のプロセッサから構成された並列計算機においては,プロセッサ相互間あるいはプロセッサーメモリ間のデータ伝送の交通整理をする相互結合ネットワークの機能の優劣が計算機システム全体の性能に大きな影響を与える.このため,これまで数多くの相互結合ネットワークが提案されている.しかし,これらのネットワークにおいても,データ伝送による遅延を示すステップ数あるいはプロセッサ間距離に関しては上限あるいはオーダが与えられるのみで,確定したものはない.それゆえに,本研究は相互結合ネットワークの一つとして,端のないn次元立方体状のネットワークを取りあげ,各軸方向のプロセッサの数とその結合方式を変化させて,ステップ数の確定を行っている.
一般社団法人情報処理学会の論文
1986-02-15

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