イネ条斑細菌病の種子感染と伝染様式
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概要
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えい花および種子の生育ステージごとに, 穂にイネ条斑細菌病菌を接種したところ, 子房, 雄すいおよび胚乳はいずれも褐変もしくは黒変して枯死し, えいは褐変した。成熟した種子では, えいの内側に病原菌が残存しているのを発見した。幼芽は, 発芽中にえいの内側で越冬した菌によって汚染される。鞘葉, 不完全葉および第1葉は, それぞれ開口した気孔, 半開口および正常な気孔を通して, 順次感染する。第1葉の伸長によって, 病原菌は地上部へと運ばれる。出穂時の種子感染は, 止葉上の噴出菌泥によっておこる。
- 日本植物病理学会の論文
- 1972-01-20
著者
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Shekhawat G.s.
Division Of Mycology And Plant Pathology Indian Agricultural Research Institute
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SRIVASTAVA D.N.
Indian Council of Agricultural Research