ダイコンモザイクウイルスとそのRNAによるコマツナプロトプラストの感染
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概要
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ダイコンモザイクウイルス(RaMV)とそのRNAによるコマツナプロトプラストの感染条件について調べた。50mMのK-クエン酸-リン酸緩衝液, pH5.0中で10μg/mlのRaMVをプロトプラストに接種するとポリ-L-オルニチン(PLO)非存在下で90%以上のプロトプラストがRaMVに感染した。0.5μg/mlのRaMV RNAと1μg/mlのPLOを混合し, コマツナプロトプラストに接種した場合, 約35%のプロトプラストが感染した。PLO非存在下ではRNAによる感染はほとんど起こらなかったが, PLOを加えることによって感染効率は増大した。RaMVの抗原は接種16時間後から認められ, 螢光細胞率は接種36時間後まで増加した。1プロトプラスト当たりのウイルス粒子産生量は接種48時間後において, 1.5×10^5個であった。
- 1981-09-25
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