DNAフィンガープリンティング分析により示唆されたイネいもち病菌の野生イネ科植物への自然感染
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概要
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MAGGYをブローブとしたDNAフィンガープリント分析により, 世界各地から採集したイネいもち病菌と日本産野生イネ科植物いもち病菌との遺伝的類縁関係を調査した。供試菌から得られたDNAフィンガープリントに基づきクラスター分析を行ったところ, 日本産と外国産イネ菌の類縁性は, 27%以下であった。一方, 日本産ネズミムギ, ハルガヤ, クサヨシ, オニノウシノケグサ各菌は日本産イネ菌に対して80%以上の高い類縁性を示した。以上の結果から, これら日本産の野生イネ科植物の菌はイネ菌がこれら植物に感染したものであると推定される。
- 日本植物病理学会の論文
- 1998-04-25
著者
-
眞山 滋志
神戸大学農学部
-
中屋敷 均
神戸大学農学部生物環境制御学科
-
Don L.
神戸大農
-
Don L.d.
Kobe Univ. Kobe Jpn
-
山本 正晃
神戸大学農学部植物病理学研究室
-
草場 基章
神戸大学農学部植物病理学研究室
-
DON Le
神戸大学農学部植物病理学研究室
-
URASHIMA Alfredo
神戸大学農学部植物病理学研究室
-
衛籐 由希子
神戸大学農学部植物病理学研究室
-
土佐 幸雄
神戸大学農学部植物病理学研究室
-
Urashima A.S.
神戸大農
-
衛籐 由希子
神戸大農
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