ブラジルにおけるコムギいもち病菌個体群のレトロトランスポゾンMGR583ホモログによる分子解析
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概要
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コムギいもち病菌個体群の分子解析のためのプローブとして, シコクビエいもち病菌のゲノムから散在反復配列のファミリーをクローニングした。この因子はコムギいもち病菌にゲノムあたり30から40コピー存在した。シークエンスの結果, 本因子はポリAタイプレトロトランスポゾンMGR583の逆転写酵素ドメインと高い相同性を有することが判明した。本因子をプローブとしてコムギいもち病菌個体群のフィンガープリント解析を行ったところ, 本菌群はそれ自身で独立かつ単一のリネージを形成していることが明らかとなり, 単一起源であることが示唆された。
- 日本植物病理学会の論文
- 1999-08-25
著者
-
眞山 滋志
神戸大農
-
眞山 滋志
神戸大学農学部
-
中屋敷 均
神戸大学農学部生物環境制御学科
-
Don L.
神戸大農
-
Don L.d.
Kobe Univ. Kobe Jpn
-
眞山 滋志
神戸大学大学院農学研究科
-
草場 基章
神戸大学農学部植物病理学研究室
-
DON Le
神戸大学農学部植物病理学研究室
-
URASHIMA Alfredo
神戸大学農学部植物病理学研究室
-
土佐 幸雄
神戸大学農学部植物病理学研究室
-
Urashima A.S.
神戸大農
-
橋本 容子
神戸大学
-
橋本 容子
神戸大農
-
中屋敷 均
神戸大学大学院農学研究科植物病理学研究室
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