プライバシに配慮したWWWにおける個人属性認証・アクセス制御システム(<特集>電子社会に向けたコンピュータセキュリティ技術)

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概要

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現在普及しているWWWにおける認証・アクセス制御技術は,ユーザのプライバシに配慮していないため,ユーザの追跡が可能な点や,必要以上に個人情報を明らかにしてしまう点が問題であった.本論文では,プライバシに配慮した個人属性による認証・アクセス制御技術を提案する.ここで提案される認証方式は,複数のWWWサーバの結託に対しても,ユーザの追跡を許さない.また,P3Pと呼ばれるプライバシ保護基盤により,ユーザが個人情報の公開を自動制御することが可能となった.これによりユーザの意図しない個人情報の漏洩を防ぐことができる.また,P3Pに加えた独自拡張により,個人情報を公開せずに,情報の品質によってアクセス制御することが可能となった.
一般社団法人情報処理学会の論文
2002-08-15

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