ソフトウェアの同期式スペシフィケーション, バリデーション, ベリフィケーション, およびテスティング
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概要
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Lyeeと呼ぶ開発方法論において確立されているシナリオ関数は, 人が内面において「単語の有意性」を自律的に決定する法則を確立した関数である.ここで単語とはソフトウェアとしてインプリメントする適用業務や適用機能を説明しようとして作成する文章の要素である.また, 「単語の有意性」とは, その単語の実体(substance)に対応する属性(attribute)との間に創立された〔その単語の意味となる何か(something)〕である.それは主体(subject)を経て適用業務や適用機能を説明するための単語という客体(object)として必然的に客体化(objectify)されることになる.このシナリオ関数は, そのような有意性が客体化された単語とその性質を基にして自律的にその単語の有意性を決定するための繰返し構造を内在している.有意性が客体化された単語とその性質を基にして自律的に決定するための繰返し構造とは, とりもなおさず, 完璧な製品にするために必要とされるスペシフィケーション, バリデーション, ベリフィケーション, およびテスティングというアクティビティの繰返しそのものと見なすことができる.したがって, Lyeeと呼ぶ開発方法論においては「設計」や「テスト」と呼ぶそのようなアクティビティをいっさい実施することなく, 客体化された単語とその性質だけを変数とするシナリオ関数が有している法則そのものをプログラミング言語で表したプログラム関数に対し現実的に客体化された単語とその性質だけを代入すれば, そのようなアクティビティをすでに実施した結果と同等の完璧なプログラム製品として完成させることが可能である.本発表はこのことの証明のためにシナリオ関数の法則そのもの(論理構造)の説明とインプリメントの仕方を説明する.
- 2001-11-15
著者
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