ASAMA:適応的なサービス利用管理機構<特集>システムソフトウェアの新しい潮流

概要

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本論文では, 周辺のサービスを利用してユーザの要求を実行する超機能分散環境を構築する際に重要となる「サービスの代替利用」と「環境変化の検知」を実現することで, 利用可能なサービスが変化してもユーザの要求を継続して実行できる新たなサービスフレームワークを提案し, それを実現するAdaptive Service Availability Managementシステム(ASAMA)のプロトタイプを実装し, 評価を行った.ASAMAでは, できる限りサービスを継続利用させるため, 利用可能な入出力機能を実行サービスセットとして定義する.サービスを切り替える際に, 実行サービスセットまで範囲を広げて検索を行い, 発見されたサービスに対してメディアデータのやりとりを支援することでサービスを継続することができる.また, 環境変化をサービスイニシエータの物理的移動による能動的環境変化と, サービスプロバイダの起動・終了によって生じる受動的環境変化に分類する.ASAMAはこれらを透過的に検知し, より品質の高いサービスに切り替えられる.本論文では, 本プロトタイプを超機能分散環境下で生じる典型的な状況で実際に動作させ, 目的を実現できるか, 実証実験を行い, その利便性を示した.また, 各処理に要する時間や受動的環境変化検知に関するネットワークトラフィックを測定し, ASAMAの基本性能を評価した.
2001-06-15

ASAMA:適応的なサービス利用管理機構<特集>システムソフトウェアの新しい潮流

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