保守手順に適合する文書情報の編成法
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概要
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本論文では,事務処理システムにおいて,システムの機能に対する変更が要求されることにより発生する保守を対象として,変更対象プログラムの特定の際に必要となる作業を支援するための情報を記述する保守用情報スキーマを提案する.本スキーマは開発時文書を分析することにより設計情報を抽出し,保守者が変更箇所を特定する手順を分析することにより,変更箇所を特定する際に必要な情報を設計情報に付加して作成した.このスキーマに従って実際のシステムからデータを作成し,実験的な保守活動に適用した結果,従来,保守者の経験に依存して進められてきた保守要求に対応するシステム構成要素の特定とその変更に伴う影饗範囲の抽出の作業を明示化し,効率化する効果が確認された.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1987-09-15
著者
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